2015年4月2日木曜日

オジサンブランドは意外に売れます。たとえばHUGO BOSSとか。


30代以上(いや、おそらく40歳以上ですね)には、高級海外ブランドとして認知されているだろう、HUGO BOSS(ヒューゴ・ボス)というドイツブランドがあります。
アルマーニやベルサーチという分かりやすいギラギラ系のブランドでもなく、かといってエルメネジルド・ゼニアのような一流ビジネスマンご用達のエグゼクティブ系のブランドでもありませんが、しっかりとしたものづくりと、うわついていない、渋めのブランディングで、手堅くやっております。
ただ、20代には見向きもされません。知らないですよね?逆に20代や30代前半でBOSSのスーツとかをカッチリ着こなしていたら、「老けてる!」と言われかねません。
そんなブランドです。

先日も3000円で仕入れた春夏物のジャケットが5500円で落札されました。やや粗利率が低いのですが、状態が良かったので仕入れました。
中古衣料の仕入れをしていると、たまにクリーニングの紙タグがついたままのやつ、ありますよね?出品時にも「クリーニングから返ってきた状態でお送りします!」と書けるので、 あれは狙い目のひとつです。もちろん、クリーニング済でも穴が開いていたり、ひどい汚れがあったりもするので、そこはきちんとチェックなわけですが。
以前から、意外にオジサンブランドが売れることが気になっていました。アクアスキュータムであったり、アラミスであったりと、まず間違いなく20代には敬遠される、というか認知されていないブランドです。

ヤフオクの利用者が女性よりも圧倒的に男性が多いのはいくつかのNEWS等で見て知っていたのですが、これを機に年齢層を調べてみました。

Google検索で入れたキーワードは「ヤフオク 利用者層」。すると、公式の媒体資料のページがヒット。内容は無断転載、引用禁止なので下記にPDFデータをダウンロードできるの元のURLリンクを張っておきます。

Yahoo! JAPAN 媒体資料 ー 2013年8月改訂版 ー

大まかに言うと、性別は男性7割、女性3割。
年齢×性別で一番多い利用者層が、40代の男性で19%、次いで30代の男性で18%。
20代の男性も12%いますが、50代の男性も11%とかなり迫っています。

つまり、30代~50代の男性で区切ると48%、20代~30代の男性で区切ると30%の利用者層となります。
若者系ブランドよりも、オジサンブランドを仕入れる論理的な根拠が証明されました。
いや~、いつもは経験に基づいた販売戦略の記事等書いておりますが、今日はデータで裏付けもきちんとでき、いつになくプラクティカルな(有用な)記事となりました。
 
ゴルフブランド(キャラウェイ、マンシングウェア)等が売れるのも、これで納得ですね。


2 件のコメント:

  1. 会社でも、おじさまの相手をできる若いOLが人気のあるように、年上が好みそうなものに精通するのも、一つの手かもしれませんね。
    (^O^)/

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    1. ハシビコロウさん
      そうですよね!可処分所得がたくさんあるのが、つまりはおじさまの魅力ですもんね。
      それに「年相応にきちんとした格好がしたい」なんていうのも、おじさまならではかと。

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